米国7月18日の状況




 NYダウは前日比-54.99ドルの21574.73ドルとやや下げて引けました。ゴールドマンサックス(GS)などの決算が嫌気され、金融セクターを中心に売りが先行しました。米上院共和党の執行部が提示した、医療保険制度改革、いわゆるオバマケアの代替修正案の不成立が確実となったことから、トランプ政権の政権運営能力が「想定していたよりもさらに低いのではないか?」と失望感と売りが広がりました。オバマケアだけではなく、その他減税や規制緩和の実現可能性も疑わしくなりますからね。結果、一時150ドル以上下落しましたが、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)などの好決算企業の買い戻しに支えられ、何とか下げ幅を縮小して終える事が出来ました。

ダウ構成銘柄の変動率上位は下記の通り。

■ダウ上昇率上位銘柄
ジョンソンエンドジョンソン(JNJ) $134.46 +2.31(+1.75%)
P&G(PG) $88.64 +1.09(+1.24%)
ディズニー(DIS) $105.75 +0.96(+0.92%)

■ダウ下落率上位銘柄
ゴールドマンサックス(GS) $223.31 -5.95(-2.60%)
ホームデポ(HD) $152.17 -1.72(-1.12%)
キャタピラー(CAT) $107.07 -0.99(-0.92%)

 ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)が、通期見通しを上方修正した事から買われ、結果上昇率1位となりました。ちなみに同社は格付けがAAAランクであり、これはアメリカ国債よりも同社の株の方が信用が高い事を意味します。普段は地味な銘柄ですが、格付け、企業規模、利益率、連続増配(50年以上)等々とあらゆる面から安心して持つ事が出来ます。私は同社より(経営的な意味で)安定した会社を知りません。何買うか迷ったら同社株を買えば良いくらい、まさに長期投資に相応しい銘柄です。
 2位には日本でもP&Gで有名なプロクター・アンド・ギャンブル(PG)が入りました。米アクティビストファンドのトライアン・ファンド・マネジメントが、同ファンドを率いるネルソン・ペルツ氏を同社役員候補に指名したことから経営改革が期待され買われています。しかし、その前途は多難です。細かな説明は割愛しますが、簡単に言えば相当な割合の株を保有するか大量保有者を説得する必要があります。現在同ファンドは33億ドル(約3,700億円)もの株を保有していますが、これはPGの時価総額である2,270億ドル(約26兆円)と比較すると約1.5%にすぎません。ハードルがあまりにも高すぎるというのが私の率直な感想です。
 P&Gも安定した良い会社なので、株価が下がるのを待って(ここが重要なのですが、同ファンドが過去に役員派遣を提案した企業(デュポンやGE)は、最初は期待から株価が上昇しますが、その後結果の如何を問わず、確実に下げています。「たいした内容では無かった」「実現は無理そうだ」という現実に皆が気づくのか、あるいは無理だと悟った同ファンドが売り払っているのか。)から買うのも良いでしょう。

 逆にワースト部門ですが、JPモルガンが3営業日連続のワースト1は避けたものの、代わりにそのポジションに入ったのが、同じセクターでもあるゴールドマンサックスでした。同社は上にも書いた通り決算発表があり、市場予想を上回る増益とはなったものの、債権トレーディング部門の収益の落ち込みが嫌気され2.60%安に終わりました。
 ちなみに、昨日少し触れたIBM(IBM)については、マーケット終了後に4-6月期決算を発表しました。内容は、調整後一株利益は予想を上振れたものの、売上高は下振れに終わり、時間外取引で下落して推移しました。数字だけ見ると悲惨ですが、クラウドコンピューティングなど新しい分野では増益しており、完全な八方塞がりではありません。長期投資なら今日の値動きは一応注目しておいた方がよさそうです。

 次に、保有ETFは下記の通りです。VOOは年初来+10%が見えてきました。HDVはジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)やプロクター・アンド・ギャンブル(PG)をかなりの割合で保有しているにも関わらず、他が悪くトータルでは変動なしに終わりました。

■保有ETF評価額(最高値更新・・・☆印)
VOO・・・$225.67 × 53株 = $11960.51 (年初来:+9.92%)
HDV・・・$83.13 × 161株 = $13383.93 (年初来:+1.07%)




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