米国7月20日の状況_黒船(アマゾン)襲来も悪い事じゃない




 NYダウは前日比-28.97ドルの21611.78ドルと微下げし、全体としてはまちまちでした。日銀や欧州中央銀行(ECB)が金融政策の据え置きを決定したほか、複数の主要企業決算が好感され、買いが先行しました。週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、6月景気先行指数も予想を上振れたましたが、原油相場の下落や、アマゾン(AMZN)の参入懸念でホームセンター銘柄に売りが広がり、ダウが伸び悩む展開となりました。
 

ダウ構成銘柄の変動率上位は下記の通り。

■ダウ上昇率上位銘柄
ナイキ(NKE) $59.1 +1.33(+2.30%)
ベライゾン(VZ) $44.22 +0.78(+1.80%)
ユナイテッドヘルス(UNH) $191.5 +2.35(+1.24%)

■ダウ下落率上位銘柄
ホームデポ(HD) $147.03 -6.27(-4.09%)
トラベラーズ(TRV)  $124.57 -1.89(-1.49%)
ゼネラルエレクトリック(GE) $26.69 -0.25(-0.93%)

 黒船アマゾン(AMZN)はあらゆるセクターで良くも悪くも大きな影響を与えています。先日アマゾンでの販売を発表したナイキ(NKE)が1日で10%以上株価を上昇させたのは記憶に新しいですが、今度は小売大手のシアーズ・ホールディングス(SHLD)です。同社家電ブランドをアマゾンで販売することを発表し、株価は10%以上の大幅上昇をしました。
 そして、その影響を懸念して株価が下落したのはダウワースト1位でもあるホームデポ(HD)です。同じ小売りであるロウズ(LOW)等も大きく売られています。そこで働いている人や関係者にとっては悲惨な事かもしれません。しかし、投資家として見た場合に限れば、これは悪いことではありません。なぜなら、投資家の目的とは利益を上げることであり、利益の源泉は「企業の実際の儲け」と「その期待」の差だからです。どれだけ悲観されていようとも、極論潰れずに配当を吐き出し続けていてくれれば、投資家としては万々歳なのです。(寧ろ期待されていない方が良いくらい)
 
 かつてはタバコ銘柄が期待されていない銘柄の筆頭でした。(連続増配銘柄でもあるアルトリア(MO)の配当利回りが8%近くあったなんて信じられますか?)当時ももちろん、今と同等に莫大なキャッシュを稼いでいましたが、タバコ銘柄は健康問題に関係した多数の訴訟を抱えており、「アルトリアのような巨大企業であっても訴訟によっていずれは潰れる、潰れなくても利益は賠償金で全部吹き飛んでしまうだろう。」と思っている人が多かったのです。
 それが上記の異常とも言える利回りの答えです。しかし、実際にはご存じの通り潰れることも無く、莫大なキャッシュを株主に還元し続けて今日に至っています。訴訟が一段落した現代では、多くの人のポートフォリオに当たり前のようにアルトリアかフィリップモリス(あるいは両方)が入っています。
 つまり、私が言いたい事は、アマゾンの脅威により暴落している銘柄(もちろん沢山あります)を良く見て、「よく見たら、案外利益は減っていないな、それどころか順調だ。」という銘柄があれば迷わず投資して良いという事です。普通の投資家が「アマゾンの影響で○○業界はもうおしまいだー。」と狼狽しだしたらチャンスです。ニヤニヤしながら銘柄を探してください。第二のアルトリアを探すのは第二のアマゾンを探すよりも遙かに簡単なはずです。
 
 「そんな選球眼も無いよ・・・」という人には、もちろんインデックスETFをオススメします。例えば、私も持っているVOO(S&P500に連動した値動きをします)の株価は今年に入ってから10%以上上昇しました。ただ持っている(定期的な買い増しはしていますが)だけです。日本市場のように、相場に人生全てを捧げたデイトレーダや運が良かっただけの自称プロしか儲からない市場とは全く違います。ちょっとしたお金があれば誰でも出来る事です。違いはやるか、やらないか、だけです。
 
 
 

 最後に、保有ETFは下記の通りです。保有VOOは2日連続で年初来高値を更新するとともにHDVも高値を更新しました。相場も大きなショックの兆候も見当たりません。困ることと言えば、ブログのネタが中々無いということくらいです(笑)

■保有ETF評価額(最高値更新・・・☆印)
VOO・・・$226.93 × 53株 = $12027.29 (年初来:+10.53%)☆
HDV・・・$83.63 × 161株 = $13464.43 (年初来:+1.68%)☆




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