米国10月5日の状況_税制改革期待上げ他




■税制改革期待そして雇用統計待ち

 NYダウは前日比+113.75ドルの22775.39ドルと上昇しました。これで7営業日連続の続伸となりました。
 週間新規失業保険申請件数が予想より減少したことで、ハリケーン被害に対する警戒感が後退したほか、堅調な8月製造業受注や、貿易赤字の縮小が好感され買いが先行しました。
 他、下院で2018年度の予算案が可決されると税制改革案に関する審議が進むとの期待から上げ幅をやや拡大し、終日堅調推移となりました。
 ただし、明日の雇用統計を見極めたいとの思惑は当然あり、その結果によっては波乱はあり得ます。

 同日に目立った銘柄としては、ネットフリックス(NFLX)が+5.39%、ゴールドマンサックス(GS)が+2.39%、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMY)が-0.85%、セルジーン(CELG)が-4.44%等がありました。
 
 
■FANGの一角、NFLX

 上はネットフリックスの過去1年間チャートです。同社は動画のストリーミング配信サービスを行っている企業です。元々レンタルDVDの企業だったためか、現在でもレンタル事業もやっています。(ただし売上は全体の1割以下)ちなみ全世界では1億人近い会員を抱えており、圧倒的な市場支配力を有しています。
 また、同社は昨今勢いのある銘柄群、所謂FANG(フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグルの頭文字から)の一つに数えられ、株価はその名に恥じぬ上昇を見せています。

 そんなFANG銘柄の内実、つまり投資に適するか否かはどうなのでしょうか。

 素晴らしく美しい売上高の上昇です。
 流石、FANG銘柄に数えられるだけはあります。ただし、その反面利益はたいして変わっていません。

 同社の場合、まだまだ規模を拡大しなければならない(シェアを全力で取りに行かなければならない)状況なのでそれ自体は気にする事ではありません。むしろマイナスで無い時点で称賛できることです。
 EPSも若干不安定なものの基本右肩上がりです。

 キャッシュフローを見てみると、その傾向がさらに詳しく分かります。
 得た利益を投資金額が食い尽くしている様子が見て取れます。しかも、これは一過性ではありません。なぜなら投資に次ぐ投資を繰り返して相当の期間が経ってからはじめてカネとして還元されるようになるからです。

 また、同社は配当はありません。企業の状況からみれば当然といえば当然ですが。
 
 
 以上より、まとめると短期的には素晴らしい上昇を見せていますが、長期的な投資に値するかといえば”?”です。
 ここ2,3年は拡大路線を突っ走り、その後数年を経てはじめて真価が問われると言った所です。
 現時点での圧倒的地位をアマゾンにもグーグルにも奪われるに維持出来れば面白いですが、他社に負ければ簡単に崩れ去ります。なぜなら自社動画コンテンツが事実上無いからです。

 というわけで同社のオススメ度は「中の下」です。これでもFANG銘柄を批判し続けている私の中では極めて高い方です。
 
Twitterやっています。




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