米国10月5日の状況_雇用統計他




■雇用統計落胆

 NYダウは前日比-1.72ドルの22773.67ドルとわずかに下げました。
 9月の雇用統計は、南部を襲った大型ハリケーンの影響で、非農業部門の就業者数が前月比3万3000人減少したことから、7年ぶりにマイナスに転じ、市場予想(9万人増)を大幅に割り込みました。

 その一方で、失業率は4.2%に低下し、インフレ動向を見極める上で注目されていた平均時給は0.5%上昇と予想を上回りました。

 同日に目立った銘柄としては、ゼネラルモーターズ(GM)が+2.46%、ネットフリックス(NFLX)が+1.87%、アルトリア(MO)が+1.97%、コストコ(COST)が-5.97%等がありました。
 
 
■小売りのテーマパーク、COST

 上はコストコの過去1年間チャートです。同社は会員制スーパーマーケットチェーンを展開する企業です。日本でも何店舗かありますね。日本のGMSのように日用品のみならず、衣類、家電なども売っており、フードコートも備えつけられています。私は行った事無いですが、その規模に圧倒されるらしいです。

 同社のビジネスモデルは、会員収入で経営基盤を固めて、商品を大量に買付け、コストをとにかく削り、ほぼ原価で売り出すスタイルです。そんなビジネスモデルは投資として見た場合ははたしてどうでしょうか。

(単位:百万USD)

 まず、売上高は順調に伸びているのでOK
 しかし、小売業の宿命か営業利益は純利益は非常に低いです。会員制なのでその収入のおかげでかなり利益率が良いのでは?と思っていただけに拍子抜けしたのが正直な所です。
 やはり本当に原価レベルで商品を売っているのでしょう。
 EPSは順調に伸びており問題無いです。

(単位:百万USD)

 次いでキャッシュフローについては、売上高と連動して基本的に上昇していますが、設備投資が結構かかっているようでフリーCFはそれほどでもありません。
 営業CFマージンは約3%と低いです。

 また、株主還元については、配当性向は未だ20%代とまだまだ余裕はあります。つまり増配余地は大いにアリです。

 以上よりまとめると、経営基盤がしっかりしており、拡大し続けているものの、利益率は低く、会員制とはいえ小売り業界の宿命からは逃れられなかったのが見て取れます。
 そして小売りといえば忘れてはいけないのは、アマゾンの存在です。アマゾンの猛攻に耐えられなかった(即ち潰れた)企業はいくつもあり、現在の生き残り組も本当に生き残れるか否かという状況です。同社もその一つです。
 
 というワケで同社のオススメ度は「中の中」です。良い企業ですが、敢えて選択するほどではありません。小売りならウォルマートやターゲットを買えば良いですし、生活必需品セクタであればアルトリアやコカコーラを買えば良いと言ってしまえばそれで終わりです。
 さらに暴落し、その株価が一時的な物だと判断できれば買うのも悪くないでしょうが、それは今ではありません。

 
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