米国10月9日の状況_決算待ち他




■決算待ちの様子見

 NYダウは前日比-12.60ドルの22761.07ドルとわずかに下げました。
 コロンブスデーだったことから主要経済指標などの発表も無く、終日閑散取引でした。米景気や税制改革法案成立への期待から買いが先行したものの、11日から本格化する7-9月期決算内容を見極めたいとの思惑から上げ幅を縮小し、全体として小動きな相場でした。

 同日に目立った銘柄としては、エヌビディア(NVDA)が+2.26%、フィリップモリス(PM)が+1.89%、メドトロニック(MDT)が-3.61%、ゼネラルエレクトリック(GE)が-3.94%等がありました。
 GEが最近冴えません。以前当ブログで取り上げたことはありますが、その際は「敢えて買う必要は無い」という結論でした。この程度の株価の下落でしたら今でもその意見は変わりません。
 
■シーゲル銘柄の頂点、PM

 上はフィリップモリスの過去1年間チャートです。同社は世界最大(※1)のタバコメーカです。
 元々はアルトリア(MO)としてタバコを販売していましたが、2008年3月にアルトリアからスピンオフされ、以降は同社が世界(米国除く)を対象に、アルトリアが米国内を対象にタバコ販売するようになりました。理由は訴訟リスク低減のためです。

 ※1・・・実際は中国煙草が世界一だが国営企業のため除外。詳細は不明だが、世界の煙草消費量の1/3を占める中国で独占的に販売を行っているため、世界一なのは間違い無い。
 
 
 さて、同社は米国株をやっている人の中でも持っている人は多いのではないでしょうか。(反面日本株やっててJTを大切にもっているっていう人は中々聞きませんが。)
 その理由の一つと思われるのが、「株式投資の未来」において、19.75%/年というとんでもないリターン(これはS&P500構成銘柄中ぶっちぎりで第一位)を残していることが公表されたためです。

 同社が高リターンとなったのは、訴訟や健康悪化のイメージにより株価は割安でしたが、実際には儲けまくっており、かつそのお金を株主に返還し続けたからです。私が大好きな、期待されていないけど実はがっつり儲かっているというのを絵に描いたような銘柄です。

 そんな同社を改めて投資という観点から見るとどうでしょうか。

(単位:百万USD)

 健康志向からのタバコ離れも何のその(実際タバコの値上げで対応しているのですが)、売上は高推移で維持しています。
 営業利益も純利益も極めて高く(過去の当ブログの企業と比較してみてください)、EPSも基本右肩上がりで問題ありません。

(単位:百万USD)

 次いでキャッシュフローについては、これまたとんでもないグラフです。
 営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローがほぼ同じというのは、新規の設備投資を行っていない事を意味します。要はたばこ産業というのは、新たな投資を行わずとも、同じ事をやり続けていればとんでもなく儲かる構図が完成しているという事です。(正確には法規制で”出来ない”なのですが)

 以上よりまとめると、圧倒的な収益性を持った企業であることがあらゆる面から分かります。これが製造業とは信じられないほどの儲けっぷりです。誰かにフィリップモリス株を批判されたら、同社キャッシュフローを見て落ち着き、そいつを鼻で笑ってください。そういうレベルです。
 
 というワケで同社のオススメ度は「上の上」です。「株式投資の未来」で実は凄い銘柄であったという事が公表されて以来、当時ほどの割安さは無くなりました。とはいえ同社が素晴らしい銘柄である事には変わりありません。
 同社株は欲しいときに買い足してください。煙草関係の悪いニュース(規制等)が出たら買い足してください。良いニュースが出たら買い足してください。そんな銘柄です。

 私はタバコは大嫌いですが、タバコ銘柄は好きです。これからも喫煙者連中はタバコを(迷惑にならないところで)吸い続けてください。
 
  
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