米国10月10日の状況_引き続き強し他




■好決算期待の上昇

 NYダウは前日比+69.61ドルの22830.68ドルと上昇しました。
 国際通貨基金(IMF)が世界経済の成長見通しを上方修正したほか、原油高が好感され、買いが先行しました。

 近々、各社の企業決算が出てきます。例年ならその前に多少の調整があるのですが、今年は現時点ではそれらしい調整はありません。案外、気にせずに買った方がよいのかもしれません。

 同日に目立った銘柄としては、ウォルマート(WMT)が+4.47%、アルトリア(MO)が+2.27%、ゼネラルミルズ(GIS)が+1.51%、アルファベット(GOOG)が-0.45%、P&G(PG)が-0.54%等がありました。
 ウォルマートはオンラインでの売上が極めて好調であること、約2兆円の自社株買いを行う事を発表し、株価が大幅に上昇しました。「このまま黙ってアマゾンに負けてなる物か。」という気概を感じます。
 P&Gは物言う株主であるネルソン・ペルツ氏の取締役就任が否決されたため売られました。(ただし極めて接戦であったため、今後投票結果を精査するとのこと。)

■エブリディロープライス、WMT

 上はウォルマートの過去1年間チャートです。同社はスーパーマーケットチェーンを展開する企業です。同社の売上は一企業としてみた場合には世界のトップで実に約55兆円/年にもなります。
 (日本で最大のスーパーマーケットチェーンであるイオンは売上が約8兆円/年)
 キャッチフレーズは「エブリディロープライス」

 ちなみに、アマゾン(AMZN)やホームデポ(HD)が一般消費財セクタに属するのに対して、同社は生活必需品セクタに属しています。このあたりの違いは正直私にはよく分かりませんが。
 
 
 さて、小売りと言えば、もちろんアマゾンの存在です。
 当ブログにおいても、昨今アマゾンの猛攻により劣勢に立たされている企業(コストコ(COST)、ターゲット(TGT)、メーシーズ(M)等)をいくつも紹介してきました。
 規模が違えど、ウォルマートも同じ立場に立たされている事は違いありません。

 そんなウォルマートを投資という観点で改めて見るとどうでしょうか。このまま同業他社と同様にアマゾンを前に倒れてしまうのでしょうか。

(単位:百万USD)

 上記の通り売上高は約55兆円というとんでもない規模です。
 そして重要な点は、アマゾンの影響はもちろんあるのでしょうけど、それでも売上を着実に伸ばしているという点です。ここが、メーシーズ(M)等や潰れた企業との決定的な違いです。
 利益率については、小売りなのである意味仕方ない点もありますが、良く言えば非常に安定しています。EPSも同様の傾向です。

(単位:百万USD)

 次いでキャッシュフローについては、昨日がフィリップモリス(PM)だったのでたいした事無いなと思いがちですが、PMが良い意味で異常なだけで、これでも十分に素晴らしい状況です。
 利益の約半分を設備投資につぎ込んでいる状況です。最近グーグルと提携(敵の敵は味方と言ったところでしょうか。)をしたというニュースもありましたが、攻撃と言える投資も怠ってはいません。
 営業CFマージンは他優良企業に比べると劣ります。

 株主還元については、まず連続増配43年という点が挙げられます。
 そして、配当性向は未だ35%程度と増配余地は十分にあります。現在は株価が上がってしまったため配当利回りも2.5%程度ですが、今後上昇すること前提であれば特に問題ありません。

 以上よりまとめると、アマゾンの猛攻に十分耐えており、適宜対抗策も打ち出していると言って差し支え無いでしょう。
 そして、小売業のご多分に漏れず、将来を不安視されているだけに株価もロープライスの時期が非常に長くなっています。つまり、期待されていないがしっかり儲けている企業と言えます。
 
 というワケで同社のオススメ度は「中の上」です。同社は儲かっていますし耐えています。個人の意見に惑わされず、客観的な数字を見てください。買うタイミングとしては悪くないでしょう。
 
 
■保有株高値更新

 最近保有株について書いていなかったので。
 HDVが高値を更新し、VOOも高値に近い所にあるため、合計値でも高値を更新しました。今月は買い増しの月なので予定通り評価額の低い方を買い足します。
 一時期接戦だったものの、やはりHDVを買い足すことになりそうです。
  
Twitterやっています。




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コメント

  1. […]  同日に目立った銘柄としては、クアルコム(QCOM)が+2.63%、ウォルマート(WMT)が+1.38%、インテル(INTC)が+0.99%、フェイスブック(FB)が-2.12%、ゼネラルエレクトリック(GE)が-6.34%等がありました。 […]

  2. […]  注目銘柄はウォルマートです。  以前、当ブログでも銘柄分析を行いましたが、アマゾン(AMZN)にやられてばかりではありません。 […]