米国10月16日の状況_BMY分析他

■指標面、原油高での買い継続

 ダウ  22,956.96・・・+85.24(+0.37%)
 ナスダック 6,624.00・・・+18.20(+0.28%)
 S&P500 2,557.64・・・+4.47(+0.18%)

 10月NY連銀製造業景気指数が予想を大幅に上振れ買いが先行しました。
 他、原油相場の上昇が好感されたことから、ハイテク株を中心に買いが広がったものの、今週から本格化する7-9月期の主要企業決算を見極めたいとの思惑から上値は限られました。

 同日に目立った銘柄としては、JPモルガン(JPM)が+2.07%、アップル(AAPL)が+1.84%、ゼネラルエレクトリック(GE)が+1.65%、インテュイティブ・サージカル(ISRG)が-2.41%、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMY)が-2.51%等がありました。

 指標および決算期待から金融株を中心に買いが集まっています。
 以前、当ブログにおいても10月、11月は下がりやすいと書いたことがありますが、今年はそれは当てはまらないのかもしれません。(とはいえ、まだその1/4くらいしか経過していませんが。)
 
 
■知る人ぞ知るシーゲル銘柄、BMY

 上はブリストル・マイヤーズ・スクイブの過去1年間チャートです。同社はアメリカの大手医薬品会社で1887年創業の老舗です。有名な製品としては「バファリン」があります。
 ちなみに、半分はやさしさで出来ていますというCMがありましたが(TVを持っていないので、今もそのCMがあるのか知りませんが)、質量の3/4がアスピリンなので少なくとも優しさとは成分の話ではなさそうです。

 さて、この会社名を聞いて、すぐにピンときたあなたは、かなりの米国株通です。逆に「なんか最近の紹介銘柄に比べると一気にマイナーになったな。知らないな。」と思ってもそれが普通ですので気にしないでください。

 さて、なぜピンと来たら凄いかというと、同社は毎度おなじみの「株式投資の未来」において、1957年から2003年のS&P500構成銘柄のリターンで第3位(16.36%/年)に選ばれた銘柄だからです。

 1位は誰でも知ってるけど2位になれば一気に知名度が下がります。3位なんてマニアしか知りません。世の中そんなものです。日本で2番目3番目に高い山、2番目3番目に広い都道府県を知っている人がどれだけいますか?
 (回答は、北岳、奥穂高岳or間ノ岳、岩手、福島です)

 とはいえ、500銘柄近くある中での3位というは素晴らしい実績です。
 個人投資家に絶大な人気を誇る、ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)よりもファイザー(PFE)よりも投資家に報いてきたのが、このBMYという事です。
 シーゲル銘柄の上位層は直感では「え?」という銘柄が多いです。これも、期待と事実の乖離のなせる技なのでしょう。
 
 
 話がだいぶそれてしましましたが、そんな同社を投資という観点からみたらどうなのか早速見ていきましょう。
 
 
(単位:百万USD)

 まず、売上、EPSのいずれもが、基本的に横ばい傾向です。大きく下がりはしていないものの、下がっている年も多く、「今後伸びるのか」と言えば微妙だとしか言いようがありません。
 利益は最近はやや盛り返してきたかなという感はあります。
 
 
(単位:百万USD)

 次にキャッシュフローについては、営業CFとフリーCFが近いという理想的な状況ではありますが、営業CFの値自体が落ちてきており、今後の傾向は要注目です。このままダラダラ落ちる展開だったら危ないかもしれません。
 
 
(単位:USD)

 最期に株主還元については、DPSは基本的には綺麗に増加しています。配当性向を見るとやや不安な面もありますが、数年以上連続して100%を越えなければ問題ないでしょう。
 また、連続増配は8年(今後に期待)、配当利回りは約2.4%です。

 以上よりまとめると、過去に素晴らしい実績を残したのはもちろん事実ですが、昨今の調子を見るとやや不安な面は正直あります。
 また、以前当ブログでも書きましたが、製薬業界(新薬開発をメインで行っている所)というのは、新薬を開発できるか否かが全てです。しかも新薬の開発費は量子コンピュータみたいな余程の技術的ブレイクスルーが無い限り、無限に増加する傾向です。(もっとも量子コンピュータすらも一時凌ぎにすぎませんが。)そこまで考えると、製薬業界自体が微妙ですし、その中においても同社が指標面においては特別優れているワケでもありません。
 
 というワケで同社のオススメ度は「中の下」です。
 とはいえ、他の純粋に期待されていない銘柄と違い、爆発的なリターンをもたらす可能性は間違い無くあるというのは悩ましい所ですが。
 
 
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