米国10月20日の状況_PYPL分析他

■来年度予算無事通過

 ダウ  23,328.63・・・+165.59(+0.71%)
 ナスダック 6,629.05・・・+23.99(+0.36%)
 S&P500 2,575.21・・・+13.11(+0.51%)

 米上院は19日夜、2018年度予算の大枠を定めた予算決議案を賛成多数で可決しました。
 2027年度までの10年間に最大1兆5000億ドルの減税を容認する内容となり、政権が目指す大幅減税を柱とした税制改革の実現に向けて前進したとの見方が広がったことから投資家のリスク選好意欲が高まり、ダウは寄り付きから取引時間中の史上最高値を更新しました。

 同日に目立った銘柄としては、ペイパル(PYPL)が+5.53%バンクオブアメリカ(BAC)+2.22%、ボーイング(BA)が+2.20%、スターバックス(SBUX)が-1.50%、P&G(PG)が-3.68%等がありました。

 P&Gは決算発表の内容が良くなかった(売上が伸びていない)ため、売られました。配当利回りも3%近くとなっており、購入は意見の割れる所ですが、注視するには相応しい状況とは言えます。
 
 
■チャラくないフィンテック系銘柄、PYPL

 上はペイパルの過去1年間チャートです。同社はデジタル決済・モバイル決済を行う様々なプラットフォームを提供している企業です。同社のビジネスモデルは決済手数料を徴収する仕組みです。
 要はクレジットカードと同じです。何が違うのかといえば、ユーザと店の間の金銭の授受を同社が仲介することによりクレジットカード番号をペイパルに登録すれば、各店舗などに知らせる事無く安心して購入する事が出来るという仕組みです。またクレジットカード以外でも、デビットカード、電子マネー、最近ではビットコインなども決済手段として使用することが可能です。

 全世界では約2億アカウントが利用されており、業界内では約7割を占める圧倒的な最大手です。2位以下はストライプ、スクエアなどがありますが、相当マイナーですね。
 そんな同社ですが、果たして投資という観点で見るとどうでしょうか。
 
  
(単位:百万USD)

 売上は順調に伸びていますし、EPSもそれに準じています。営業利益や純利益も伸びていますし問題無いでしょう。
 重箱の隅をつつくような話になってしまいますが、クレジットカード業界(VISA、Master)ほどの利益率はありません。
 
 
(単位:百万USD)

 次にキャッシュフローについては、売上同様に順調に伸びており、フリーキャッシュフローも非常に高い値になっています。クレジットカードと同じく極めて効率的に”稼ぐ仕組み”が出来ていることが表われた格好です。
 
 
(単位:USD)

 最後に株主還元については、現時点では配当はありません。同銘柄からの利益はキャピタルゲインのみになります。
 
 
 以上よりまとめると、圧倒的な地位を占め、順調に規模を拡大しているという将来が楽しみな銘柄です。その様相が株式チャートにも反映されており、基本右肩上がりです。またこういう銘柄にありがちな、地に足の付いていないようなチャラチャラした銘柄でもありません。
 ただし、配当金が現時点では無いですし、近年中に出る見込みもありません。そういう意味では、短期では悪くないですが、長期投資としては躊躇する所です。長期投資では利益の9割は配当金からと言われていますしね。
 
 というワケで同社のオススメ度は「中の中」です。個人的に配当金が出ない銘柄はまず考慮しないのですが、それでも良い銘柄ではあります。少しでも配当金が出るようになれば「上の下」くらいにする銘柄です。
 
 
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コメント

  1. […]  他、同日に目立った銘柄としては、ペイパル(PYPL)が+1.29%、クアルコム(QCOM)が+1.14%、フェイスブック(FB)が+1.06%、フットロッカー(FL)が-1.09%、コムキャスト(CMCSA)が-1.48%等がありました。     ■実はUSJの親会社、CMCSA […]