米国10月27日の状況_AMZN分析他

■ハイテク好調

 ダウ  23,434.19・・・+33.33(+0.14%)
 ナスダック 6,701.26・・・+144.49(+2.20%)
 S&P500 2,581.07・・・+20.67(+0.81%)

 各企業の決算から売り買いが交錯し、前日終値を挟んで小幅な値動きにとどまりました。
 ただし、マイクロソフト、インテル、アマゾン、アルファベット(グーグル)は非常に良い決算結果だった事から大きく上げました。

 同日に目立った銘柄としては、アマゾン(AMZN)が+13.22%、インテル(INTC)が+7.38%、マイクロソフトが+6.41%、シェブロン(CVX)が-4.14%、メルク(MRK)が-6.05%等がありました。

 ハイテク銘柄がとんでもない程上げました。反面暴落した銘柄もあり、そのトータルがやや上昇という状況です。
 
 
■アメリカンドリーム体現社、AMZN

 上はアマゾンの過去1年間チャートです。同社は・・・知らない人はいないでしょう。ご存じネット小売業界の雄です。最近では小売りに留まらず、クラウドや人工知能もやっています。
 ちなみに、稼ぎ頭は寧ろ後者の方です。小売りは個人商店だろうと巨大スーパーだろうとネットだろうと、仕入れた物を安く売ってナンボの世界なので、利益はたいした事ありません。
 反面、同社のクラウド部門の売上は全体の10%ですが、利益額では全体の半分を超えます。

 最近ではFANG銘柄の一角としてもてはやされていますが、果たして投資という観点で見るとどうでしょうか。
 
  
(単位:百万USD)

 完全な右肩上がりです。この規模ですら成長企業の様相であるとは、恐ろしさすら感じてしまいます。
 もっともアマゾンにとっては、小売り業界での最後の目標はウォルマート(約5,000億ドル/年)の売上を上回る事でしょうからあと数倍は伸ばしたいのでしょうけど。
 反面EPSはまだまだ称賛できるレベルではありません。完全に「アマゾンが世界を制圧して当然」というレベルの動きです。

 また、上記にもありますが、小売業界の宿命として、売上に比べ利益は非常に少ないです。それに加え、同社は利益を自社への投資につぎ込んでいるというのも一員です。
 
 
(単位:百万USD)

 思ったよりも良かったというのが正直な所です。
 「規模が大きいだけで天才に頼った自転車操業か」と捻くれた見方をしていた時期もありましたが、現実はそうではありません。
 稼いだキャッシュをガンガン投資にまわし、それが相乗効果で拡大するという良い傾向が続いています。
 
 
(単位:USD)

 現時点で配当はありません。恐らく「アマゾンが世界を制圧する」までは無配でしょう。
 
 
 ちなみに、無配を違った角度から見れば、本来株主に払うハズだった配当金をガンガン投資にまわす事が出来るという意味にも取れます。
 実はコレが、クラウドで事実上トップにある理由の一つです。競合であるマイクロソフト(MSFT)やIBM(IBM)は、既に成熟した企業であり株主還元に舵を切ってることから、同社ほど大胆な投資は既に出来なくなっています。

 アメリカでは良いか悪いかは置いておいて、減配、ましてや無配転落は「弊社は終わりました」という株主に対するメッセージです。そういう意味からも絶対に出来ません。(米国にはストップ値の概念がないので、時価総額に対する影響は計り知れません)

 もっとも、こんな事が許されるのは、ジェフベゾス氏やバフェット氏のような一握りの天才だけです。普通は「儲かっているのなら配当を出せ。」の大合唱です。
 アマゾンの株主総会は見たことありませんが、ベゾス氏のスピーチの後はたいていスタンディングオベーションらしいです。
 
 
 以上よりまとめると、意外と言ったら悪いですが、着実に規模を拡大しており、しっかりと儲けている事が分かります。
 一人の天才が社会を作った、まさにアメリカンドリーム体現”社”とも言えます(ちなみに殆どのアメリカ人の間ではアメリカンドリームは死語です。)
 
 というワケですが同社のオススメ度は「下の上」です。
 なぜこれだけ褒めて置いて?と思うかも知れませんが、端的に言えば現在の株価が高すぎるからです。どんな株価であっても買うべき株は存在しません。
 もし私が同社株を買うとしたら、現在だったら300ドル/株を下回った時、未来だったら「アマゾンは終わったな」と皆が言い、かつ地力が衰えておらず、かつ配当が出ている場合です。
 おそらくどちらも無いでしょう。
 
 
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