【調査】米国株取引における証券会社の選び方




 日本でも米国株が手軽に売買出来るようになりましたが、日本人のうち米国株を売買したことがあるのは0.2%、つまり500人に1人くらいしかいません。(内閣府調査、投資経験20%、その他証券購入経験1%からの概算)

 そこで、今回は米国株投資を普及すべく、そもそもどこの証券会社を開くべきかを調べたいと思います。

 日本で米国株を売買する際に選択肢となる証券会社は、事実上(※)「SBI証券」「マネックス証券」「楽天証券」の3社です。

 ※他にも米国株を取り扱っている証券会社はありますが、電話・店頭取引のみであったり等と普通には使えないのでここでは割愛します。

 

まずは各社の簡単な紹介をします。

■SBI証券・・・オンライン専業証券会社では国内最大手。手数料も安い方であり、様々な証券、商品を売買出来ます。日本株で迷ったらここで良いですが、米国株では果たしてどうか。

■マネックス証券・・・日本株では微妙どころかかなり評判も悪いが、同社は米国株重視を公言しています。ちなみにCEOである松本大は「世界のマーケットで戦ってきた僕が米国株を勧めるこれだけの理由」という書籍を出しています。(私は読んだことはありませんが)

■楽天証券・・・楽天グループのオンライン専業証券部門。日本株売買においてはマーケットスピードの出来が非常に良く、BNF(資産200億円以上の個人投資家)がメインとして使用していることでも有名です。

それでは、早速各基準についてどうなっているのか見ていきましょう。私の感覚で重要度を☆1個~5個をつけています。

 

■売買手数料(重要度☆☆☆☆☆)

 売買する際には手数料がかかります。これは仕方ありませんが、当然安い方いいですよね。各社の手数料は下記の通りです。

1位 S・・・1取引あたり約定代金の 0.45%(税抜) 最低5ドル最高20ドル
1位 マ・・・1取引あたり約定代金の 0.45%(税抜) 最低5ドル最高20ドル
3位 楽・・・1取引につき25ドル(税抜)

SBIとマネックスが同率1位となりました。例として2,000ドル分の株を買った場合は

2,000ドル × 0.0045(手数料) × 1.08(消費税) = 9.72ドル

 で9.72ドルが手数料となります。日本株と比べれば高いのは否めませんが、日本人が米国株に投資しやすくなった理由の一つは間違い無くこの手数料低下のおかげでしょう。

 

■売買手数料(NISA編)(重要度☆☆☆☆)

 NISAが対応しているのは国内株式だけではありません。米国株もNISAで購入する事ができます。そして、国内株式同様にNISAは通常とは別の手数料体系を取っています。

1位 マ・・・米国株(ETF含む)買付時の手数料実質無料(後日キャッシュバック)
2位 S・・・ETF買付時の手数料無料
3位 楽・・・ETF買付時の手数料実質無料(後日キャッシュバック)

 1位のマネックスは株でもETFでも手数料キャッシュバックとなっています。非常に有り難いですがキャッシュバックであるため購入時には通常の手数料がかかります。2位のSBIは、ETFのみですが無料です。購入する際にも手数料はかかりません。あと、各社共通事項として「買い」の場合のみです。「売り」の場合は通常通りの手数料がかかってきます。NISAの趣旨を鑑みれば頻繁に売買することもないでしょうけど。

 ちなみに、NISAでの米国株売買には日本株にはない特徴がありますが、それについてもいつか記事にしますのでお楽しみに。

 

■為替手数料(重要度☆☆☆☆☆)

 手数料は売買だけではありません。米国株を買うためには、ドルを用意するか、米国株を円で購入(出来ない会社もある)した場合の手数料を支払わなければなりません。

1位 S・・・片道25銭/ドル 日本円で買った場合も同額 ※ドル購入を5銭にする事も可
2位 楽・・・片道25銭/ドル 日本円で買った場合も同額
3位 マ・・・片道25銭/ドル

 通常は各社同じです。1ドルあたり25銭の手数料がかかります。ただ、順位に差をつけたのは、住信SBIネット銀行のドル積立預金では片道5銭の手数料でドルを購入でき、そのままSBIの口座に入金する事ができます。(積立ではなく通常のドル購入では15銭かかります)その他、利便性の面から日本円で直接米国株を買える業者を上位にしました。

 

■注文方法(重要度☆☆☆)

 日本株では各社いろいろな注文方法を取りそろえています。指値(○○円で買う、売る)、成行(時価で買う、売る)、逆指値(○円以上になったら買う、○円以下になったら売る)など多彩な注文方法がありますが、米国株ではどうでしょうか。

1位 マ・・・指値・成行・逆指値・OCO等
2位 S・・・指値・成行
2位 楽・・・指値・成行

 1位はマネックス証券。さすがに米国株に力を入れている事を公言しているだけに 日本株と変わらない注文方法を取りそろえています。そして、長らく指値のみだったSBI証券も7月17日から成行注文に対応することになり、同率2位になりました。




■株価情報(重要度☆☆☆☆)

 日本株に慣れていると、株価はリアルタイムで見られるのが当たり前ですが米国株はそうではありません。取引所がリアルタイム株価については有料で配信しているためです。そのため、その費用を証券会社が負担するか顧客が負担するかは各社の判断によります。

1位 マ・・・無料(米ドル残高か保有米国株がある場合に限る。無い場合は15分遅れ)
2位 S・・・500円/月(税抜) 15分遅れは無料
3位 楽・・・1,000円/月(税抜) 15分遅れは無料

 ところで、株価だけでしたらほぼリアルタイムで知る方法があります。それも証券会社に口座を開いていなくてもです。その方法とは、Yahoo!Financeの米国版(あるいはGoogleFinance)を見る。それだけです。個人的には、デザインや使い勝手からYahoo!の方が好きです。ただし、流石に板(何ドルに何株の注文があるか)や歩み値(何時何分何秒に何株売買されたか)を見ることはできませんのでそこまで知りたい場合は各証券会社に頼るしかありません。

Yahoo! Finance
Google Finance

 

■取扱い銘柄数(重要度☆☆)

 日本では名証、札証、福証の上場企業の売買が出来ない証券会社はありますが、東証上場企業の売買が出来ない証券会社はありません。しかし、米国株は各社によって売買可能銘柄が違います。理由は分かりませんが、何かしらのコストが発生するのでしょう。

1位 マ 個別3,049 ADR66  ETF253
2位 S 個別1,183 ADR106 ETF253
3位 楽 個別884  ADR125 ETF239

 マネックスがぶっちぎりの1位です。さすがです。第二のアマゾン(AMZN)を狙うのならマネックスしかありません。ただし、ダウやS&P500に採用されるような銘柄ならどの証券会社からでも買えます。

 

■時間外取引(重要度☆☆☆)

 米国市場の立会時間は現地9:30~16:00です。しかし、その前後にプレ(現地8:00~9:30)とアフター(現地16:00-20:00)という場があり ここでも売買を受け付けています。3社の対応状況は

1位 マ ○
2位 S ×
2位 楽 ×

 となっています。時間外の良い所は、例えば現地時間16時に決算発表が行われた場合、その結果を見てすぐに売買が出来る点です。予想外に良い決算結果だった場合には多少高くても買う、逆なら即売るという判断も出来ます。

 

 さて、色々書いてきましたが、以上よりオススメは「SBI証券」です。突出した点はありませんが、穴が無く全ての点で上位にあります。次いで、「マネックス証券」です。欠点もありますが売買可能銘柄数の多さや時間外取引など他社では出来ない点が光ります。最後に、「楽天証券」については、残念ですが現時点で選ぶ意味はありません。今から始めるのなら、前者2つのうちの何れかにしましょう。ちなみに私は「SBI証券」を使っています。

 米国株投資による資産形成には再現性があります。これは、正しい投資を行っていれば誰でも金持ちになれるということです。とんでもないスキルやあり得ないような幸運が無いと金持ちになれない日本の株式市場とは全く違います。

 (複利効果があるため)始めるのは早ければ早いほど良いのです。みなさんも米国株投資をはじめてみませんか?




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コメント

  1. […]  前回の調査(【調査】米国株取引における証券会社の選び方)で最重要項目の一つとして書いた手数料について、今回はこの手数料について深く掘り下げていきたいと思います。 […]