【調査】戦争と株価の関係(米国編)




 以前当ブログでも書きましたが、近年中に米朝間で戦争が勃発する可能性は無いと思っています。とはいえ、世界中から戦争が消えて無くなることは残念ながらありません。ましてやアメリカは建国以来殆どの期間において、どこかの国や地域と戦争をしています。投資家は米国戦時中でも普通に投資してよいのか。それが今回の調査の目的です。

 このブログを見ている人の多くは米国株投資家やそれを考えている人(だと思う)なので、調査の対象は同国の代表的指標である「S&P500」です。ちなみにS&P500は1957年スタートなのでそれ以前は換算値です。
まず、過去90年間のS&P500のチャートは下図の通りです。

 「なんだ最近しか上がっていないじゃないか。」と思うかもしれませんが、これはS&P500が指数関数的に上昇し続けているからです。S&P500が同じ調子で上げ続ければ(※1)、10年後だろうが100年後だろうがチャートはほぼ同等の形となり、100年後の100年前(つまり現在)はチャートの底辺付近です。

 ※1・・・今日時点ではS&P500は2,441.32ドルですが、毎年6%ずつ上げ続けると2100年には30万ドルを突破しています。これは90年前が15ドル程度だった事を思えば何も不思議な事ではありません。そしてもちろん、VOOやIVVのようなS&P500連動のETFを持ち続けているだけで同等のパフォーマンスを出せます。

 次に、同図に戦争等の名称を記入した図が下図になります。

 上手く文字などを入れられなかったので多少ズレている部分もありますが(笑)、矢印のあたりが戦争等の始まった時期です。そして戦争によって株価がどのような影響を受けているか分かったのではないでしょうか。




 一言で言うと、戦争が株価に与える影響は殆どありません。確かに第二次世界大戦中は一時は最大2割近く下落しました。湾岸戦争もそうです。(いずれもこのチャートでは全く分かりませんが)しかし、第二次世界大戦期においては戦時中には既に回復しており、その後は何事も無かったかのように上げ続けています。
 要は、平時だろうと戦争中だろうと、「たいした影響は無いな」という考えが投資家の趨勢を占めれば上がるのです。その他、戦争のあった時期に下落したものも、イラク戦争時のITバブル崩壊のように他の理由です。そしてその後は例外なく上げ続けています。(ちなみに朝鮮戦争時には全然関係無く常時右肩上がりでした。)

 以上より、投資家がとるべき行動は「戦争になっても、欲しい株があれば迷わず買う。」です。

 投資家にとって本当に(資産に)ダメージを与えるのは戦争よりも、リーマンショックのような金融危機です。リーマンショック時にはS&P500は半値以下になりました。今後、同等以上の下落があるかは分かりませんが、2,3割程度の下落なら10年に1度くらいのペースで発生し続けるでしょう。
 下図のようになったら喜んで買いに行ける人間が最後には良いパフォーマンスを上げるのです。分かっていても、それが難しいんですけどね。

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